2013年09月24日

朝鮮式(韓国式)お辞儀 コンスについて考える

インターネット上で、朝鮮式(韓国式)お辞儀、コンスの排斥がすすんでいます。


ただ、最近、思うのですが、この「コンス」という“お辞儀”は啓蒙しているサイトよって言ってることが、まちまちで、若干、混乱を生じてきているように思います。


これは保守層としては、あまり好ましい状態ではありません。
ある程度、足なみをそろえなければ、できることもできなくなってしまいます・・。


純粋な小笠原流では、男女ともに前方で手を重ねることはないため、手を重ねるタイプの“お辞儀”は、すべてコンスの亜流である、という考えをしている方がいるようです。


以下のタイプの“お辞儀”はコンスと見なすべきなのでしょうか?


松屋銀座で百貨店のお仕事体験2.jpg



松屋銀座で百貨店のお仕事体験1.jpg


前方で手を重ねるタイプの“お辞儀”を許容するかどうか? という話です。。
Twitterを見ていても『疑わしいものは排除し、小笠原流で統一せよ!』というツイートが流れたりしていますが、個人的に少し無理があるのではないかな? と思っています(^^;


純粋な小笠原流で統一する・・・すなわち前方で手を重ねる“お辞儀”を完全に排除するとなると、膨大なクレームをいれなければなりませんし、そもそも、このタイプの“お辞儀”は、かなり以前から使われているのが確認できます。


1971年、銀座のデパートの風景とのことです(
1971_ginza.jpg


1907年頃の絵葉書(着色写真)です(
e20-tesai-ojigi-1.jpg


私の考えは、下記URLに記してありますので一読していただけると嬉しく思いますm(_ _)m


[変な「お辞儀」の正体 朝鮮式(韓国式)コンス]
http://3gensoku.seesaa.net/article/370846368.html


        *        *        *


混乱の一つに、著名マナー講師の「平林都さんが指導している“お辞儀”がコンスである」というものがあります。。


Twitterでも、このような主張を見ることがあります。
「元凶である平林都を排斥せよ」と・・。
そうなのでしょうか?
ちょっと検証してみましょう。
幸いなことにインターネット上には平林さんの動画がありますので、実際の指導風景を見ることができます。


上記URLの記事に記しましたが、私は朝鮮式(韓国式)コンスのポイントは以下の2つだと思っています。


@.肘の左右への張り出し具合
A.“お辞儀”をする際の手首の高さ


平林都さんが指導する“お辞儀”の「肘の張り出し具合」はどうなっているのでしょうか?


↓ワキをしめて、腕はまっすぐ
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↓これは“悪い例”とのことです
hira2.jpg



↓肘の隙間をチェックする平林さん
hira3.jpg



↓執拗に隙間をチェックする平林さん
hira4.jpg



平林都さんが指導している“お辞儀”は、肘を曲げません。
よって肘が横に張り出すことはありえません。


では、手首の高さはどうなるのか・・・、
容易に想像できますが。。(^^;


↓低いです、腹部の位置ではありません
hira5.jpg



↓低いです
hira6.jpg



↓すごく低いです
hira7.jpg



これはコンスではありません
hira8.jpg



比較用
2008a24789797e44aaf72096fbe1ef1c.jpg


とまあ、上記のような感じになります・・。
皆様は、どう判断されますでしょうか。
これをコンスとみなし、クレームを入れるべきでしょうか、、。


すべて見終わって、個人的な感想ですが、まぁ独特のキャラクターの方ですので好き嫌いがわかれるのでしょうが、そんなに変な印象は受けせんでした(^^;


お客様の言葉遣いによって、真意を見抜き、言葉遣い・反応を変えるのは、なかなか面白いと思いました。
画一的ではなく、応用がきくようにカリキュラム化されており、さすがはカリスマ講師だと思いました。
もっともプロですので、これくらいは当然なのかもしれませんが・・。


        *        *        *


個人的な見解ですが、小笠原流と違うという理由で平林都さんのタイプの“お辞儀”を排除するのは、無理があるのではないかと思います。


そもそも形状が、朝鮮式(韓国式)コンスとは、かなり異なっています。


純粋な古式小笠原流は、商人ではなく武家の作法です。
また、確立した時期が古く、和装を前提にしています。


和装と洋装、武家と接客業、江戸・明治・大正・昭和の長い時間――これらの“流れ”の中で試行錯誤が行なわれ“違い”が育まれたのかもしれません。


変な「お辞儀」の正体 朝鮮式(韓国式)コンス」にも書きましたが、手を横に置くというのは、何か圧迫感があるように感じます。
武家の作法をベースに、相手に威圧感を与えない方法というものが研究されたのかもしれません。


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posted by K_美樹 at 20:57| Comment(7) | TrackBack(0) | 朝鮮式(韓国式)お辞儀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月01日

変な「お辞儀」の正体 朝鮮式(韓国式)コンス

最近、巷で見かける「変なお辞儀」について、有名ブログに取り上げられていて話題になっていますね。
調べてみますと2013年1月ごろからネット上で多く取り上げられているようです。


「変なお辞儀」「コンス」と聞いて意味がわからない方は、下記URLをごらん下さい。


[おかしなアノお辞儀は韓国式コンス]
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1958.html


上記URLで大体概要はわかると思われますが、少し捕捉を・・。
美智子皇后が「変なお辞儀(コンス)」をしている、という話があります。
以下の写真ですね。。


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この画像の上の写真は、皇族の方々の正装時の写真を見ますと結論がでます。
正装の場合、手に扇を持っているため、両手を重ねるような形になります。
それを略装時に、扇を持たずに行うと何かを持ったような形状になり手が重なったように見えます。


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ポイントは、腕全体の形と位置でしょう。
手首の位置が低く、肘も不自然に左右に張り出していません、ゆったりとしています。
手も「持っている形」なので、朝鮮式(韓国式)コンスのように手の平全体を被せるように交差していません、指先を合わせる感じです。


(比較用)
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(比較用2)
hikaku.jpg


下の写真は、手の位置も高く朝鮮式(韓国式)コンスに見えなくもないのですが、拡大した写真を見てみますと、この時の美智子皇后はショルダーバッグを身につけておられるのがわかります。
私自身、試してみたのですがショルダーバッグを肩にかけてお辞儀をする場合、肩紐を「腕・肘」で押さえなければ、バッグが前に流れてきてしまいお辞儀がしにくいのです。
この時、腕全体を体側に押し付ける形になり、後方に引かれる形で肘が曲がります。
この様な状態で皇族正装式のお辞儀をしますと、朝鮮式(韓国式)コンスと似たような形態になってしまいます。
(それでも肘を左右に張ることはありませんし、全体的な形状も異なるように思います)


肩紐を押さえています
img_1045610_43215138_0.jpg

肩紐を押さえています
2011-04-27T21-33-57-45b39.jpg

肩紐を押さえています(片手でもこうなります)
TKY201306270367.jpg


これはハンドバッグでも同じで、「持ち紐」部分を上腕に引っ掛けた場合、肘を大きく曲げ、落ちないようにしなければお辞儀自体ができません。
そして、扇を持つために手の指先を前方で重ねるようにするのは正装時の習わしです。


        *        *        *


どうも、この朝鮮式(韓国式)コンスというは「肘の左右への張り出し具合」と「手の上下位置」がポイントのような感じです。


2008a24789797e44aaf72096fbe1ef1c.jpg

hikaku.jpg



日本の伝統礼法、小笠原流では、お辞儀の際に手を合わせるようなことはしません。
しかし、以下のような形は、かなり昔からあると感じます。


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上記の画像は、肘は張り出していませんが手は重ねています。
検索してみますと、前方で手を重ねるというのは、女性らしさを表現する効果があり、その是非については諸説あるようです。
色々と議論が展開されています。


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1971年、銀座のデパートの風景とのことです(
1971_ginza.jpg


また、仏教には「叉手(しゃしゅ)」とよばれる朝鮮式(韓国式)コンスに似た位置で手を重ねる方法があるようですが、「仏教において日常的に叉手でお辞儀をする」という資料は発見できませんでした。
仮にそのような方法があるにしても、仏教の礼法を、なぜ日常のマナーで行なわなければならないのか謎になります。

「叉手(しゃしゅ)」
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武道をやっている人は、朝鮮式(韓国式)コンスのようなお辞儀をすることがある、という情報も耳にしましたので、私の友人の柔道、合気道、空手の師範に聞いてみましたが三人とも「見たことも聞いたこともない」と回答されました。


お辞儀の際の手の位置は、武家のお辞儀であったとしても、かなり近い位置に来る場合もあるようです。


↓1907年頃の絵葉書(着色写真)です(
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↓小笠原流でも人や写真によっては、かなり手が近い人もいますね
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接客業の場合、大人数に対して一度に教育しなければならないことも多いでしょうし、「個人の癖によってまちまちでよい」では、サービス業として具合がわるいでしょう。
そういった場合、「前で組むように!」と教えることもあるのかもしれません。
これならば個人の裁量が入り込むことがありません。


また私個人の感覚ですが、特に立ち姿の場合、女性が手をダランと左右に下げているのは形状として違和感があります。


かっこいいですが男性的になりますし偉そうです。
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前で手を重ねますと女性らしくなります。
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手の位置によって偉そうに見えたり、女性らしく見えたりします。


手を横に置くというのは相手に威圧感を与える印象を受けます。
皆様は、どのような印象を受けますでしょうか・・。


【結論】

『肘を不自然に横に張り出し、手の平を被せるように×に交差、腹部以上の位置に押し当てるのはNG。』

『肘を不自然に張り出さず、手を自然な形で前方で組み、下腹部以下の位置に置くのは、職種・性別によっては議論の余地あり。』



===9/24追記===
この記事の続編的な物を記しました。
もし、よろしけば、ご覧くださいm(_ _)m

[朝鮮式(韓国式)お辞儀 コンスについて考える]
http://3gensoku.seesaa.net/article/375676825.html
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posted by K_美樹 at 17:07| Comment(22) | TrackBack(0) | 朝鮮式(韓国式)お辞儀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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