2013年09月22日

ネガティビティバイアス

突然ですが、ネガティビティバイアスという概念をご存知でしょうか?


今後、保守が行う社会変革運動を成功に導くための重要なファクターとなるものですので紹介いたします。


人間の脳はポジティブ感情とネガティブ感情を等価として認識していません。


たとえば、数多くの良い行いをし、多くの人を助けたであろう政治家であっても、一度だけ汚職をしただけで生涯において悪い政治家と認識されます。


100回正直な行いをした人が1回でも明らかに嘘をつくと、以後その人の正直さは疑われるものとなります(正直な人と再認知されるには、嘘1回に対し何回の正直な行いをしなければならないのでしょうか・・)。


人間の脳には進化の過程で獲得された『悪い印象の方が強く永く残る』という先天的プログラムがあるのです、これをネガティビティバイアスといいます。


ネガティブな印象には様々な種類がありますが、不道徳的な行為は致命的なネガティブ感情を植えつけるとされています。


それに、きわめて背徳的な行為は消し去りがたいネガティブな効果を持つ

心理学専攻の学部生が次のような質問を受けた。

人を一人殺してしまったとして、その償いに毎回身の危険を冒してまでも一人ずつ人の命を救おうとする。

何人救ったら罪を償ったと言えるのか。

答えの中央値は25人だった。

(Michael S. Gazzaniga,カリフォルニア大学心理学部教授)


このことは、一度、ネガティブな・・・不道徳な情動を引き起こした概念に対して強力な偏見を生み出すことと無関係ではありません。


過去に不道徳な行為を行った団体、宗派、企業に対し、どれほどの偏見がまとわりつくのかを考えてみればとわかると思われます。
これをあとあと挽回するのは、かなり難しいのです。
過去の歴史において、真に偏見を打ち破ったことなどあるのでしょうか。。



@.人間の脳には、『悪い印象の方が強く永く残る』という先天的プログラムが備わっている。

A.不道徳な行いをした過去を、あとあと挽回するのは難しい。



以上の2点について覚えておいていただけますと幸いです。


これからこのサイトを運営していくにあたり、何度も触れることがあると思われます。


『何をすると保守は敗北してしまうのか?』
『何をしてはいけないのか?』
と考えるとき、一つの指針になるものです。


もしよろしければ―→ にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
(別窓で開きます)




posted by K_美樹 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 運動の理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。