簡単に復習しておきます。
今後、保守勢力は、「国内の反日勢力(スパイ含む)」「国外の反日勢力(主に中韓)」とは別の『“相互確証幻想”と“それに取り憑かれた人々”』という第三の敵と戦わなければなりません。
活動家が『相互確証幻想』に取り憑かれますと、活動家は頭がおかしくなり、その結果、社会運動体は『損益無視の馬鹿げた行為・道義的優位の盲信・道徳的反発の無視・非人道的な示威行動』などの行動を行うようになり、結果として『社会変革運動は崩壊する』という事実があるため、保守活動家は『“相互確証幻想”と“それに取り憑かれた人々”』と戦う必要があります。
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『相互確証幻想』を打ち負かすにはどうしたらいいのでしょうか?
これは大変むずかしいといわれているのですが、研究によりいくつかの方法が提示されています。
Len Fisher(元南オーストラリア大学准教授、英ブリストル大学研究員)教授は、「完全な方法ではない」と前置きした上で、以下のような方法を提示しています。
(1)集団からしばらく出てみること (2)自立的に考えてみること (3)しっかりと結論を出してから、それを共有すべく集団に戻ること (4)『相互確証幻想』に陥らないように堅固な意思を持つこと |
まぁ、当たり前のことですね(^^;
ただ、この『相互確証幻想』というのは、自覚していなければ(していたとしても)打ち破るのが困難ですので、そういうものが存在するということを自覚する、教えてあげる(可能ならば堅固な意思を持ってもらう)というのは、最初の一歩にはなるのでしょう。
Len Fisher教授も「“打ち勝とう”という堅固な意思」について言及しています。
自身が『相互確証幻想』に陥らないように努力するのはもちろんですが、インターネットで(オフラインでも)活動している最中、以下のような症状・発言・行動をしている人に遭遇したならば『相互確証幻想に陥っていませんか?』と教えてあげるとよいと思います。
『異論への脅迫行為・制裁行為、そのような行為をほのめかす発言』 『不都合な情報のオミット、間違っている情報を盲信している』 『自己正当化・自己欺瞞・自分を騙し説得する発言と思考』 『我々は優れているという優越意識、極度の楽観主義、無敵幻想』 『表面上は同意するような発言と思考、批判を押しころす発言と思考』 『大義の強調と大義の押し付け、倫理観の麻痺、異常なほど罵倒する』 『韓国がかかわると異常な興奮状態に陥る、異常な執着心を燃やす』 『敵に対する不正確な認識、極端な誇張表現、敵を見下すような発言』 「損益無視の馬鹿げた行為、常識的にできるはずがない主張」 「道義的優位を盲信する行動、非人道的な行動、道徳的反発を無視する行動」 |
反発が予想されますので「そういうものがある」という事実と、症状・特徴を伝えるだけでよいでしょう、無用な“いざこざ”を起こすのが目的ではありません。
「相互確証幻想という精神異常状態が存在し、それは保守(日本)を敗北させる」と・・。
――私は程度の話をしているのであり、切れ味鋭いユーモラスな言い回しが優れた文章の構成要素となることは理解しております、そのようなものまで否定するわけではありません。――
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また、前述のとおり、この現象は「リスク(損失)を過小評価」させリターンを最大化する傾向があります、一見、合理的に思える論法と“かっこいい名言”を使って。
そのような症状・発言に遭遇したら、『相互確証幻想』の存在と症状を伝えたうえで、
「●●(法規制など)のような多大な損失を被る可能性がありますが想定されていますか?」
「どうしてもその方法でなければダメな理由があるのでしょうか?・・・被る損失は少ない方がよいと思いますが」
というような形で損失について言及するというのも良いでしょう、これも伝えるだけでいいでしょう。
――論議・説得するという方法も考えられるのですが、これはかなり難しいので推奨できません。『相互確証幻想』は「執着心により頭がおかしくなる現象」ですので。ただ、ゆくゆくはこれについても書きたい気持ちはあります――
前述のとおり、近代民主主義国家において多大なリスクをとらなければならない社会変革運動などというものは存在しないというのが社会運動学における一般的な考え方です。
(「リスクを取らなければ成果は得られない」と思われる方は、すでに『相互確証幻想』の影響が出ている可能性があります)
そして、これらの概念を知り、伝えることは、自己満足的な正義感や道徳観からくるものではなく、そうすることが「保守の利益」になり、敵(反日勢力・スパイ)の殲滅につながる、という理論的なところを理解し、また“理解してもらう”ことが大切です。
明日に続きます。
もしよろしければ・・―→
疲れた時に少し離れて見つめ直してみるというのは、仕事や私生活にも政治活動にも共通する方法なのでしょうね。
ネガティブな情報についても、士気をいたずらに低下させたり分裂に繋がらないよう、建設的に活用していきたいものです。
そうですね、ネガティブに陥りすぎてもダメでしょうね。
中庸は至上の価値、と云われていますが、
バランスが重要なのでしょうね・・。
まぁ、今のところネガティブに寄りすぎるということは、
そこまで心配しなくてもいいのかもしれませんが(^^;
もし、そのようなことになれば、また考えなければなりませんね。。
昨日は、ちょっと色々とありまして、
更新がわかりにくい状態になってしまいました(^^;
お心遣いありがとうございます。
実は体力的にきついは事実だったりしますが、
この連載だけはなんとしても書き上げたいと思っています。
今まで引き伸ばしてきましたし・・。
あと少しで終わります。。
連載が終わりましたら、少し休もうかと(^^;