2014年02月11日

ネット保守の勢力は「国会議員2〜3議席分」

ネット保守の研究で有名な評論家、古谷経衡さんが、
『都知事選で見えた「ネット保守」人口=250万人』
という評論を書いておられます。


おもしろい内容ですし、今後の戦略をたてるのに役立つ内容ですので、保守層の方は読むことをおすすめしますが、長い記事ですので、私が読む際に記したメモ書き(要約)を記しておきます。
大まかな内容がわかるはずです。


@:今回の票数から、日本全国に約250万人の「ネット保守」が存在し、その勢力は社民党の約2倍、日本共産党の約半分、国会議員にして2〜3議席分の勢力だと分かった。以下に、その理由を述べる。

A:まず田母神氏は、ゼロ年代初頭から始まったインターネット界隈をその苗床にし、発展してきた「ネット保守(=否定的な文脈でのネット右翼、ネトウヨ)」が史上初めて独自候補として擁立した「新保守」の候補であることを押さえなければならない。

B:「旧保守」、つまり自民党の支持基盤や支持組織とは、原則的にまったく関係のない勢力こそ、「ネット保守」を中核とする「新保守」の勢力である。

C:かつてない規模で、非自民の保守候補=「新保守」を代表することになった田母神氏の得票数は、「新保守」の実勢のバロメーターになりえる。

D:私が2012年末から2013年春にかけて、「ネット保守」約1000人をターゲットに行った独自調査の結果によると、東京に居住する「ネット保守」は全体の約27%という結果が出た。(くわしい根拠は著書『ネット右翼の逆襲 嫌韓思想と新保守論(総和社)』を参照)

E:「東京に居住する“ネット保守”は全国の約27%」「田母神氏の得票数60万票」の2つの数字から、全国の“ネット保守”の人数を概算すると約250万人となる。

F:この250万人という「新保守」の人口は、たとえば2013年7月の参議院選挙で獲得した社民党の票数、約120万票の倍、同じく日本共産党の約515万票の半分程度という「勢力」であることが判明するのである。

G:この時、比例代表の獲得議席は社民が1、共産が5、ちなみに「みんなの党」が470万票で4議席だったことを考えると、250万人の「新保守」は国会議員数にして2〜3議席の勢力になっていると言える。

H:おそらく、「ネット保守」を否定的にとらえる文脈の中では、「ネット保守」を過大に評価する嫌いがあったと言えるが、今回の選挙結果で、日本共産党の約半分の勢力に「過ぎない」ということが分かったと思う。

I:一方、「ネット保守」を肯定的にとらえる文脈の中では、ネット世論に保守的な言説が寡占的なものであることから「日本の世論(保守的な文脈において)の正常化」を指摘するが、それはかなり「願望」を含んだ水増しされたものになっている、と言ってよいと思う。

J:日本全国の「新保守」250万人を、「多い」「少ない」「妥当」と捉えるのは人それぞれであるが、少なくともこれまで、左翼・リベラルをその批判の積極的対象としてきた「新保守」側にとって、その実勢で左翼に敗北した、というのは厳然たる事実である。

K:今後の「新保守」に関する議論は、まず「共産党の半分程度」という「新保守」の実勢を踏まえたものでなければならない。

L:「日本の右傾化」という言葉で「新保守」を警戒する勢力は、とりもなおさず「新保守」はこの国のマイノリティの一部である、という認識を前提に、「日本の右傾化」という事実誤認の論調をまず訂正するべきだと思う。

M:日本は右傾化しているわけでもなく、ネットの世論が日本を変えているわけでも動かしているわけでもない。数字に基づいた冷静な判断と批評が必要である。250万人はこの国のマジョリティを代表するには遥かに及ばないが、また黙殺できる数の人々でもない。この事実が判明しただけでも、今回の都知事選は大変に意義のあるものであったと私は思う。

[都知事選で見えた「ネット保守」人口=250万人]
http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20140210-00032514/


一部、理論的に怪しい部分もありますが(^^;、古谷経衡さんの分析によりますとネット保守は、
「全国に250万人」
「共産党の半分程度の勢力」
「国会議員数にして2〜3議席の勢力」
とのことです。。


やはり、こんなものなのでしょうかね。。
ネット環境に浸っていますと保守層がかなり多いように錯覚してしまいますが・・。
(ちなみにニコ生のアンケートでも似たような想定になっていると聞き及んでいます)


ただ、古谷さんは、新保守(ネット保守)と旧保守(自民党系)を明確に区別し、新保守は田母神さんに投票するであろうという推測のもとに話していますが、どうなのでしょうかね・・・この前提は。。


ちなみに、ネットを頻繁にチェックしている“ネット保守”であろうと思われる友人2人に「誰に投票するのか」さりげなく聞いてみましたが2人とも舛添さんの名前をあげていました。


友人『舛添に入れると思う、宇都宮・細川に勝たせるのはまずい。宇都宮は前回2位、脅威になりえる。細川には小泉がついている、小泉は絶対無理と云われた戦況を覆した過去(総裁選?)がある、勝つ可能性はある。』

管理人『田母神さんはどうでしょうか?』

友人『田母神も悪くはないが情勢調査を見るかぎり厳しい。さらに、もし宇都宮・細川が一本化するようなことがあれば田母神では対抗できまい、舛添なら勝負になる。』

管理人『一本化されない場合は?・・。』

友人『一本化されない流れになるとしたら舛添が落ちて来ている可能性がある。田母神で宇都宮・細川に対抗できるだろうか、、、難しいと思う、そうなると舛添に入れるしかない。田母神と舛添が競っているなら考えるが・・。』


このようなやり取りが2回ありました。


*        *        *


保守活動が支持拡張運動であるというのは疑いの余地のないものです。


「全国に250万人」
「共産党の半分程度の勢力」
「国会議員数にして2〜3議席の勢力」


上記の数字を踏まえたうえで、今後いかに支持を拡張していくのか・・・早急な対策が望まれます。。


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posted by K_美樹 at 20:08| Comment(4) | TrackBack(0) | ネット保守 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古谷経衡さんですか。

個人的評価ですけど、この人保守派から見てうさん臭いんですよね。
在日とか左翼とか一部で疑いをかけられているという美樹さんを「総合的に判断して在日ではない」と判断してる私がそう思う人なんですよね。
Posted by 麦茶 at 2014年02月11日 20:42
自民党の「組織票」の実態も見てみたいところですね。
業界団体が支持母体だと言われていますが、実際の規模や投票先の拘束力の具体的な評論は見たことがありません。
Posted by ルフトバッフェ at 2014年02月11日 22:33
>>麦茶さん、コメントありがとうございます(^^)

>個人的評価ですけど、この人保守派から見て
>うさん臭いんですよね。

そうなのですか・・。
私も「?」という部分がないわけではなかったのですが、
まぁ、過小評価する分にはいいかな?(極端でなければ)
と思い紹介いたしました。

情報ありがとうございました m(_ _)m
Posted by 美樹 at 2014年02月12日 19:31
>>ルフトバッフェさん、コメントありがとうございます(^^)

そうですね。
私も興味があります。

組織票の強さは、よく言われていますので、
私達としては弱めたいところです。
本当は政府が、
投票率を上げるような政策(罰則など)を
おこなってくれるといいのですが、
議論にもならないということは、
やはり上げたくないのでしょうね。。
Posted by 美樹 at 2014年02月12日 19:32
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