2014年02月10日

都知事選の結果とマスコミについて

都知事選から一夜あけました。
結果は・・・御存知の方も多いとは思いますが、主要候補の得票数は以下になります。



 2,112,979 舛添 要一   無新
   982,594 宇都宮健児   無新
   956,063 細川 護熙   無新
   610,865 田母神俊雄   無新
    88,936 家入 一真   無新
    64,774 ドクター・中松 無新
    15,070 マック赤坂   諸新
    12,684 鈴木 達夫   無新



保守層にとっては残念な結果に終わってしまいました。
田母神さんの苦戦は、当初から報じられていました・・。
マスコミ各社の情勢調査や出口調査では、支持率が低いからか調査対象外になってしまうことも多い状態でした。
ネットの支持率調査でも負けているものもあったりと・・。

参考:[田母神さんの支持率まとめ]
http://3gensoku.seesaa.net/article/387025403.html


まぁ、泡沫候補にはならず、一定の成果をだせただけでも良しとしましょう。
まだまだ、これからです。。


*        *        *


ちなみに以下はネットに出回っている画像ですが、今回の世代別支持率のグラフになります(おそらく『池上彰の「首都決戦2014」』のキャプチャー)。


201402092045.jpg


同じ様な調査は朝日新聞もおこなっています。
以下になります。



ほとんど同じ分布をしめしています。
ようするに若い世代ほど田母神さんを支持しているわけですが、これはネットやSNSの普及が大きな一因なのでしょう。
単純にネットメディアと触れている時間が多い人は保守傾向が強くなるのでしょう。。


私が、ときどき、
『長い目でみてマスコミの影響力は落ちるであろうから、マスコミ対策はやってもいいが、そこまで重視する必要はないのではないか?』


みたいなことを書いて「マスコミの工作員かよw、消えろww」と、お叱りを受けていますが、(^^;
おそらく、上記の流れは、保守層がよほどの自爆行為をしなければ止まらない・・・止めようがないのでしょう。。


以下は、博報堂が2013年におこなった調査のグラフですが、15〜30代までは、インターネット(PC+携帯電話)に触れている時間が「テレビの視聴時間」よりも明確に上まわっています。


メディア接触時間2013.jpg
ttp://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2013/06/HDYMPnews201306102.pdf


特に20代男性にいたっては、PCでのインターネット使用時間だけでテレビの視聴時間を上まわっています。
一昔前、1998年以前はインターネット自体がほとんど普及してなかったのですから、すごい変化です。


接触時間を見るかぎり、若者たちの間では、すでにテレビはインターネット以下の存在になっています。
今後、マスコミの統制は効かなくなるでしょう。
今の10代、20代の方々が歳をとったして、マスコミの統制に屈するということは無いでしょう。
そしてその数は、今後も増え続けていくわけです。


そもそも社会運動論においては、マスメディアの活用は難しいものとして位置付けられていることが多いのです。


マスメディアは、運動のメッセージに影響を与えるだけではない。

それを超えて運動の組織形態を変えたり、SDS(アメリカ民主社会運動同盟)の例にみられるような運動の解体を促すようなインパクトをもたらすこともある。

さまざまな運動は、自らがコントロールできない、巨大なマスメディアに依拠するよりも、ミニコミ、ビラ、ダイレクトメールなどの、「運動メディア」をつくりだし、自らの主張を広めるために利用する。(社会学者,明治大学教授,大畑裕嗣)


SDS(アメリカ民主社会運動同盟)の解体は、運動戦術のメディア志向化、マスコミに載りやすい行動(過激なスローガンや戦闘的行為)を押し進めたことが一因でした。


マスコミを巻き込む形での運動は、過激化することが多いのですね・・・その方が取り上げてもらえますから。
しかし、過激化は共鳴者を減らし当局の統制を強めてしまいます。。
また、マスコミの扇動・脚色も悩みのたねです。


社会運動において恐ろしいのは過激化と自爆行為です。
個人的には、マスコミ対策や、マスコミを巻き込む意図をもった活動は、あまり重視する必要はないと思っています・・・「絶対にやるな」とまでは言いませんが。。


==========
上記において私が述べている「マスコミ対策」とは、主に「マスコミに取り上げられることを目的とした運動戦術」のことを指しています。

正当な「抗議活動」という意味であれば、過激すぎるものでなければ問題ないでしょう。
というか、これはやるべきでしょう。

また、「マスコミに取り上げられることを目的とした運動戦術」には、「過激なもの(過激なスローガンや戦闘的行為)」と、「正統派なもの」がありますが、前者は「完全否定」、後者は過激なものでなければ「やってもよい」、というのが私のスタンスです。

大マスコミはコントロールが難しいのです・・。
この辺のことは、まだ研究段階の部分もあり断定的なことは言えませんが、今後、書ける範囲で、もっと詳しい文章を書こうと思っています。
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posted by K_美樹 at 19:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 都知事選(2014) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
左翼が強いのは、マスメディアを活用しているからというより、マスメディア自体が左翼運動をしているからだと思います。

マスメディアに頼らない「運動メディア」を持つべきだという考え方には同意します。
我々の場合は「ネット」や「デモ行進」でしょうか。

確かに、メディアを運動に巻き込む必要は無いですね。
メディアが意見を公平に取り上げてくれさえすれば十分です。

ただ、長い目でみてマスコミの影響力は落ちるとは言っても、それには少なくとも20年以上のスパンが必要です。当面はマスコミは健在なのですから、「マスコミの影響力の低下を加速する」ための方策は必要かと思います。
Posted by ルフトバッフェ at 2014年02月10日 21:20
>>ルフトバッフェさん、コメントありがとうございます(^^)

逆に考えますと、
マスコミ関係者は頭を抱えている状態なのでしょうね。。

オフラインをも巻き込んだネットワークが
ネット上にも形成され、マスコミの信頼性が低下しているなか、
新しい世代は既存のマスコミに触れる時間自体が減りつづけていて、
おそらくこの流れを止める手立てはない・・。
私がマスコミ関係者なら、お手上げです(^^;

私達はミスさえしなければ、とりあえずは前進できる状態です。
時間的なネックはあるでしょうけれど・・。
過去に失敗してしまった事例を参考にすることで、
同じ轍はふまないようにしたいものですね。。
Posted by 美樹 at 2014年02月10日 23:54
そうですね。
マスコミ陣営もいずれは新たな手を打ってくるのでしょうか・・・。

ところで、私はNHK新会長の籾井氏にかなり期待しています。
彼は、NHKは放送法を順守した公平な番組を作ると明言しました。
これをされると既存マスコミは大打撃です。だからこそ必死に攻撃して辞任に追い込もうとしているのでしょう。
Posted by ルフトバッフェ at 2014年02月11日 11:28
>ところで、私はNHK新会長の籾井氏にかなり期待しています。
>彼は、NHKは放送法を順守した公平な番組を作ると明言しました。

すばらしいですね。。
私も期待しています。

テレビ放送の象徴的な存在であるHNKが
まともになるとしたら民放には脅威でしょうね(^^;
Posted by 美樹 at 2014年02月11日 20:09
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