2014年01月25日

日本の外交力の今昔(3)

昨日の続きになります。


日露戦争開戦後、日本軍勝利の情報が伝わりはじめると、ロシア国内、サンクトペテルブルク、モスクワでは反戦運動がおこり、学生隊は「日本万歳!」と唱えてデモ行進をし、政府の忠誠運動を圧して従軍と国防献金(債権買い)に反対しました。


日本国政府は、秘密裏にロシアを内部から破壊する謀略工作をしかけていました。
「2、赤石謀略工作」です。


明石元二郎陸軍中佐は、ロシアの気質・歴史を徹底的に研究、ロシア国内に潜入し、ロシア共産党に接触、農民や労働者の暴動・水兵の反乱・在郷軍人の召集拒否運動などを扇動し、ロシア政府の極東における軍国主義政策の非を鳴らし、政府の転覆をはかります。


この謀は成功し、国際謀略のモデルケースとなります。
当時のドイツ皇帝ウィルヘルム二世は、その成果に感嘆し
『明石一人で、大山満州軍二十万に匹敵する戦果をあげた』
と述べたそうな・・。


事実、その10年後の第一次世界大戦では、ドイツは明石の手法を模倣し、帝政ロシアを崩壊させることに成功します。


なぜ、これが、今の日本にできないのか・・・やっているのかもしれませんが、効果はでていないようです。
そして、裏を返せば、おそらく特アの工作員は日本に対して扇動工作をしているでしょう。。
民主、社民、共産にも何らかの異分子が接触していたはずです。


ちなみに大橋武夫(元陸軍中佐・東部軍参謀)さんは、現在の日本には世界各国の謀略工作網が張り巡らされていることに触れ、現代においては謀略をすることよりも謀略に踊らされないことの方が重要であると述べておられます。。



現在のわれわれに大切なのは、謀略することではなくて、謀略におどらされないことである。

国家社会のため、民衆のためを念じ、泥にまみれて奮闘している者も、ときには冷静に足もとを見つめ、自分はいかなる基盤の上にたち、

自分の活動は結局誰を喜ばせることになっているのか、を追求してみる必要があると思う。(元陸軍中佐・東部軍参謀,大橋武夫)



以下のような発言を、ときどき見かけますが少し考えてしまいます。。


『手加減する必要は無い!徹底的に罵倒あるのみ!!』

『韓国もやっている、目には目をだ!!』

『他国のクレームなどほおっておけばよい、むしろクレームが来たらもっとやるべきだww』


法規制の可能性を増大させ保守活動に制限を加えられるであろう活動、どう考えても大衆の支持を得られないような活動、などを扇動している方をたまに見ますが・・・少し考えてしまいます。。


国家社会のため、民衆のためを念じ、泥にまみれて奮闘している者も
 ときには冷静に足もとを見つめ、自分はいかなる基盤の上にたち、
 自分の活動は結局誰を喜ばせることになっているのか
 を追求してみる必要があると思う。』(元陸軍中佐・東部軍参謀,大橋武夫)


明日に続きます。


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ラベル:日露戦争
posted by K_美樹 at 21:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本の外交力の今昔 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
キッシンジャーは言う。「我々はあなた方に指示しない。それはあなた方が決める事だ。」「あなた方が選んだ事でこうなった。我々が決めたのでは無い。解決するのはあなた方の責任だ。」キッシンジャーの言う事は間違っていません。アメリカは自国に有利な戦略を立て、国際環境を作り、他国を誘導します。それは国として当然。他国の指導者や国民をバカな状態に保つのも、アメリカの国益のため。アメリカが日本を大切にした事はありません。冷戦期にソ連の防波堤にするため利用した事はあります。その時日本を大切にしているフリをした事はありますが、それは本心ではありません。国と国の関係は人間関係では無いのです。いかに騙し利用し、他国を崩壊させられるか、そして自国の利益を最大化できるか。国際間で行われているのは、そのゲームだけです。もちろん、アメリカは、日本人がそのルールに気付けないよう妨害しました。それを抵抗なく受け入れたのは日本人です。ですから、その結果日本が滅びても、アメリカは罪を感じません。全て日本人が選んだことであり、決めた事なのです。今最も必要なのは、日本人が、そのように扱われている事を気付かせることなのだと思います。あまり記事の趣旨と関係の無いコメントをしてしまいすみませんでした。
Posted by 通りがけ at 2014年01月26日 16:15
コメントありがとうございます(^^)

サイト運営の参考にさせていただきます m(_ _)m
Posted by 美樹 at 2014年01月26日 20:51
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